知っ得豆知識

補正予算

　補正予算の対応で国会がもめています。補正予算とは、年度の途中で予算額を変更する予算です。予算は計画どおりに執行できないことがままあります。天災など災害復興など予測していなかった追加出費が突然生じ、補正予算を組む場合もありすが、不況対策を理由などに補正予算を組むケースが一般的です。国債を発行して予算を増やすのが常態になっています。しかし、長期債務残高を考えると（刻々と増えていますが、現在７７４兆円程度か）、安易にそれに走ることは危険です。

　国だけの問題ではありません。地方自治体の皆さんとて同じことです。既に税収入見込みが大幅に狂い大変な状況が表面化し始めました。現実にしっかりと目を向けましょう。

塩漬け土地で大損失

　公共事業用に取得したものの活用のめどが立たない状態の土地を『塩漬け土地』といいます。その土地は２００６年度末で合計１万５０００ヘクタール余。簿価で約３兆９０００億あり、うち５５％が取得から１０年以上経過しています。運営管理は、自治体の全額出資で設立された土地開発公社などが主に行っています。その『塩漬け』の土地を２００４年以降、帳簿上の価格（簿価）より安い時価で民間などに売却。その結果、累計で３２５億円の損害を出したことが１５日、共同通信社の調べでわかりました。

　公社の負債を含め自治体の財政健全度を評価する法律が２００８年度決算以降に本格適用される（本件は既に配信済み）ことから、時価売却は各地に拡大しそうです。

無保険の子ども３万人

　国民健康保険料（税）を滞納すると保険証を返還させられます。それによって“無保険”の状態になった中学生以下の子どもが全国で３万２９０３人に上ることが、３０日、厚生労働省の初めての全国調査で分かりました。（私が住んでいる）千葉県内だけで３３２１人いるそうです。

　自治体は『滞納を見逃せば制度が成り立たない』と保険証の返還を求める立場にあります。しかしながら、滞納世帯の多くが年間所得２００万以下という調査結果もあり、その狭間で職員も辛い思いをしています。「被保険者資格証明書」や「短期保険証」などの緊急避難で一時的な対応をしていますが、不景気の影響から、この数はさらに増えるでしょう。

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　恐縮ですが本日の配信を休ませていただきます。ご了承ください。