言葉だけを聞いていると思わず錯覚しがちなのが「円高、円安」という表現です。円が100円を切り一時95円台となりました。一見、円が下がったように思えるのですが、これが『円高』なのです。世界には、米ドル・ユーロ・英ポンドなど、いろいろな通貨があります。これらの通貨に対して円の価値が高いか安いかを数字で表したのが為替レートです。
対ドルと比較した場合、現在は急激な「円高、ドル安」状態なのです。1ドル=100円の場合は、100ドルの商品を輸入するのに1万円かかりますが、1ドル=95円の場合は、9500円で済む計算になります。海外旅行を楽しむにはとても有利です。でも、日本の代表的な自動車メーカーなどは、1円の円高で約100億円も収益に影響を与えると言われています。
1995年4月19日に1ドル=79円75銭の値をつけました。この当時、海外旅行を楽しんでいたことを、なつかしく思いだします。
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