連日、報道されていますが、移設先の年内決着は難しいようです。普天間飛行場は沖縄県宜野湾市にあるアメリカ海兵隊の基地で、ヘリコプターを中心に約50機が配備されています。なぜ、問題になっているのでしょうか?どの基地も危険であることに変わりはありませんが、普天間は『世界一危険な基地』といわれています。まわりは住宅地で、学校や病院もあります。騒音がひどく、墜落事故が起きれば大きな被害が出る心配があります。実際に5年前には普天間の近くの大学にヘリが墜落する事故が起きました。95年には沖縄で小学女児へのアメリカ兵による暴行事件が発生しました。県民の怒りは爆発。基地反対運動は頂点に達したのです。困った日本とアメリカ政府は沖縄の基地を減らすことを約束しました。その代表が同飛行場で、96年に「5~7年以内」に返還することが決りました。それが今も実現しないのは、県内に代りの基地をつくり、ヘリや兵隊を移すことというアメリカからの条件が先送りになっているからです。06年のアメリカ軍の再編計画で名護市辺野古沿岸を埋め立てて移すと決まり、それが実現すれば沖縄から8千人の兵隊をグアムに移すこともアメリカとの間で決まったのです。
私には政治の詳しいことは分かりませんが、政府のこれまでのずさんさで多くの方々が苦しんでいられることは、痛いほどよく分かります。マスコミはほとんど報道しませんが、「グアム移兵の話は捏造では?」の怪情報もあります。グアムには演習をやる場所などないらしい?生活環境も沖縄から比べたら低く、アメリカ兵はグアム行きなど誰も望んでいないらしいのです。
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