土地がないため、東日本大震災の被災地で、復興住宅の建設が遅れています。さらに「地域のつながりをどう守る」かが課題となっています。
阪神大震災での復興住宅は2万5千戸。被害が大きかった神戸市中心部などで同様に用地の確保が難しく、郊外に多く新築されました。2000年から11年までの12年間に、復興住宅で誰にもみとられずに亡くなった人は700人を超えるといわれています。この教訓を生かして「孤独死」を防ぐ対策を講じなければなりません。
地方自治体の企業誘致が、曲がり角にきています。景気低迷で、誘致企業の撤退や工場の売却が相次いでいるからです。都道府県からの補助金を返金して撤退した企業の事例は、①千葉県、パナソニック茂原工場(3億4千万円)➁長野県、NECライティング伊那工場(3900万円)③三重県、エポニックモノシランジャパン(1億円)④兵庫県、パナソニック尼崎工場(12億6千万円)⑤大阪府、大日本印刷グループ(15億7千万円)凸版印刷グループ(16億8千万円) などがあります。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
総務省と厚労省が31日人口に関する統計を公表しました。総務省の推計によりますと、総人口は1億2747万人で、元旦を20歳で迎えた新成人は122万人(男性63万人、女性59万人)。総人口に占める割合は3年連続で1%を割り込んで0.96%でした。一方、2012年の死亡数から出生数を差し引いた人口の自然減が21万2千人と最多になりました。ご参考までに2030年代は多死の時代を迎えるといわれています。
11月から予防接種に導入された4種混合ワクチンが1部の自治体や医療機関で行き渡っていません。4種混合ワクチンは、従来の3種混合(ジフテリア、百日ぜき、破傷風)にポリオワクチンを追加したものです。懸念があったポリオの生ワクチンを病原性をなくした不活化ワクチンに9月から切り替えたのに伴う導入で、あらたなワクチンが承認されたのを受けて接種が始まりました。4種混合は生後3か月から3週間以上の間隔をあけて3回、さらに半年後に1回接種します。厚労省の担当者は「年度内には解消する見通し」、と述べています。
ここ2週間続けて配信できませんでしたことをお詫びいたします。どうぞ、よい年末・年始をお過ごしください。来年もぜひご覧ください。