国民年金の納付率が、2010年度、59.3%にまで落ち込みました。保険料を2年以上一度も払っていない未納者や、制度に加入していない人が330万人います。「加入は私の勝手」と思われがちな年金制度。未納や未加入は当人にとっても大きな損であることをもっとPRすべきではないでしょうか。国民年金の半分は国が補助しています。年金を受け取る権利を確保しておかないと、みすみす補助金をもらい損ねてしまうことになるからです。
国民年金の保険料は月1万5千円。確かに負担は大変ですが、所得が低い場合、保険料が減免される制度があります。実際、全額が免除されている人は、年金加入者の2割近い350万人もいます。この人たちは、国が補助するだけの年金は受け取る権利を得ることができるのです。「わずかな年金」されど「貴重な年金」になる日はそう遠い先のことではありませんよ!(歳はあっという間にとってしまいます)