前回は具体的に発生する問題を3点あげました。今回はあまり語られない裏側について触れます。
一部の報道では退職金をもらえないまま退職を余儀なくされる人が4人に1人とも言われています。退職金を支払ったら倒産する会社があるからでしょう。でも、公務員には間違いなく退職金が支払われます。なぜでしょう?積立金で追いつかない場合、『団塊退職手当債』を特例として認め対処するのだそうです。結局は自治体が借金をすることになるのです。もう一つ、代替要員が追いつかないことを見越して自治体に『職員の純減目標』が義務付けられました。必然的に、アウトソーシングや組織の体質改善が求められることになります。また、一定期間、大学生の就職希望職種で「公務員」は、常にベスト5にランクインされていました。しかし、06年以降はベスト10から滑り落ちています。量と質がダブルで問われています。
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