スイスのジュネーブに本部を置く世界経済フォーラム(WEF:World Economic Forum)が、毎年1月にスイスのリゾート地ダボスで開催する年次総会の通称を『ダボス会議』といいます。会議を主催するWEFは、国際的な非営利団体です。この会議は、政財界をはじめとする各界のリーダーたちの連携をとおして、世界の経済・社会の現状の改善に向けて取り組むことを目的としています。1971年に始まり、1987年に「世界経済フォーラム」と名称を変更して現在に至っています。その年の議論の中核をなすテーマや報告内容を基礎に、200を超える分科会で議題ごとに討議する形式をとっています。各界からの参加者は2,000人以上にのぼっているそうです。
経済のグローバル化が進むにつれて、世界の政治や経済の指導者が集まるこの会議における方向性が、世界的に注目されるようになってきています。これまでの出席者は企業のトップが中心でしたが、近年は政治家の参加も目だっています。首脳の出席も多く、各国の政治姿勢をアピールする場としても重要視されています。ですから、プレゼンテーション能力がないと世界の笑い者にもなる時代なのです。
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