前回配信のとおり、教育の現場にクレームの嵐が吹き荒れています。10年前頃からその傾向は見られましたが、4年前頃から問題化して、ここ1、2年で急激に加速。大きな社会問題にもなっています。
この現象を研究している方は数多くいます。そして、事例集なども発刊されています。でも不思議なことに『どう対策を打つか』の視点での研究は未成熟のようです。長年研修講師を務めていると、「困った親」同様の「困った参加者(受講者)」に振り回されることは珍しくありません。1~2%は居るものです。日本人の約2%は「おかしな人」という説もあります。ですから「しょうがない○○がいるなぁ」と割り切れないと自分が潰されてしまうのです。
最後に老婆心ながら、“100%もらい事故”と思っている教師は少なくありません。理不尽と見えるようなことが、(クレーム対応研修講師の)私などには、理不尽とは思えないケースもよくあるのです。視点を変えてみると視界が開けてくることがあります。
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