たばこの増税が急浮上しています。現在、1箱300円のマイルドセブンを例にして計算すると、うち約189円が税負担分になります。1本当り約9.4円、1個当りの税負担率は実に63.1%になります。たばこ1個の金額は欧州から比べるとまだまだ低い金額(英=850円、仏=550円、独=466円、伊=441円など)といわれています。税収は年間1947億円(09年度)に達するそうです。その税収分は、国・県・自治体へ還付されますから、喫煙者にとっては災難ですが、ある面ではとてもメリットもあります。
しかし、その活用方法が一部問題視されています。林野庁の巨額債務にかなりの金額が消えている、という理由からです。林野庁は98年当時、残債務は新たな税金を投入せず、50年がかりで木材や不動産の売却による自己収入で完済すると公約しました。ところが、返済計画の見通しは大甘。05年度以降は目標額の半分にも達していないそうです。結果、利子分は国庫負担で返済しているのが現状です。高速道路、ダム事業、空港事業など、みんな似たり寄ったりです。偉そうなことをいう資格などない連中が、偉そうなことを言っているのをみるのは、もううんざり・・・です。
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