全世帯の中で、65歳以上の高齢者ひとりの世帯が占める割合を『独居高齢者率』といいます。2005年に比べて、2030年には倍増して14.7%になるとの推計が発表されました。(国立社会保障・人口問題研究所の調査による)都道府県別、割合が高いのは①鹿児島13.4%→19.5% ②高知12.7%→19.0% ③和歌山11.2%→19.0% ④山口11.2%→18.1% ⑤宮崎10.6%→18.0% (全国平均7.9%→14.7%、見方:05年→30年の数値) のように西日本で高く、東日本では低い傾向にあります。しかし、2030年に最も高くなると予想される秋田県では49.8%に達して、33道府県で40%を超えると言われています。
参考まで、世帯主が75歳以上(注:独居ではありません)の割合は、同年比較で全国平均11.3%→22.7%の予測値となります。この増加率は埼玉県(195.6%)、千葉県(177.1%)、神奈川県(146.6%)、愛知県(136.9%)など大都市圏が大きい傾向にあります。20年後の私の生死は分かりません。でも、時々、研修で話している『将来の状態予測』は、あながち嘘ではなかったことにお気づきいただけることと思います。
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