介護保険制度導入から10年。スタート時点から比べると、かかった総費用は倍増しています。この制度は介護が必要と認定された人にサービスを提供する公的保険制度です。利用時の負担は1割で、40歳以上の人は市区町村ごとに設定される保険料を支払わなければなりません。この保険料の平均は制度開始時の10年前は2911円でしたが、現在は月額約4160円程度まで上がっています。次の改正では5千円の大台を突破しそうな状況です。
介護保険にかかる総費用は、2000年度の3.6兆円から2010年度は7.9兆円と倍増の見通し。団塊の世代が75歳以上に達する2025年には、高齢者人口が約3500万人のピークを迎え、介護保険総費用も19兆円と推定されます。(参考:介護保険費用の負担割合は、1.保険料50% 2.国25% 3.都道府県12.5% 4.市区町村12.5% となっています)