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厚生労働省は26日、珍しく早めに昨年のデータを公開(ふつうは2009年度のはずですが)しました。それによりますと、2010年度の医療費は36兆6千億円で、8年連続過去最高を更新しました。前年度より1兆3700億円多くなっています。
高齢化を背景に70歳以上の医療費は、全体の44.3%を占め16兆2千億円。一人当たりの医療費は平均28万7千円。70歳未満は17万4千円で、70歳以上は79万3千円。75歳以上は90万1千円でした。
戦後最高値を19日更新した円は、1ドル=360円の時代(40年前)と比べると5倍近く値上がりしたことになります。つまり、円は285円も高くなったことになります。歴史をたどると、戦後続いてきた1ドル=360円が、71年に308円に切り上げられました(ニクソン・ショック)。73年には固定相場制から変動相場制に移行し、260円台まで値上がりしました。さらに、75~78年のオイルショックで、円は200円の大台を突破したのです。07年のリーマン・ショック以降、安全資産に選ばれた円が買われて今日に至っています。70円台まで円高が続くとの見方もあります。推移が気になります。
認可保育所に入れない待機児童は、昨年10月1日現在で4万8356人に上り、3年連続で増え続けています。認可保育所の面積は、厚労省が全国一律で最低基準を設定しています。乳児1人当りでは1.65平方㍍、ハイハイを始めたら3.3平方㍍、2歳以上は1.98㍍と細かく区分されています。都市部の待機児童解消策として、一部の自治体を対象に保育所の設置基準の緩和が可能になりました。来年4月から3年限りの特例で35の市区を指定。面積が最低基準を下回っても独自に設置の可否を判断したり、受け入れられる子どもの数を増やしたりできます。
基準緩和が認められる自治体は、東京都中央区ほか15区、立川市ほか8市、神奈川県横浜市ほか4市、埼玉県さいたま市ほか1市、千葉県市川市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県西宮市など35自治体です。
総務省は5日、国が自治体に配分する2011年度の地方交付税のうち普通交付税の額を決めました。総額は16兆4193億円(昨年度より3.4%増)。普通交付税を受けない「不交付団体は」59自治体で昨年度より16減りました。不交付団体は都道府県で東京都のみ。市町村であらたに交付団体になったのは次の通りです。
・茨城県鹿島市 ・栃木県芳賀町 ・埼玉県朝霞市、和光市、八潮市 ・千葉県君津市 ・東京都小金井市、瑞穂町 ・神奈川県川崎市、藤沢市、海老名市、愛川町 ・長野県南相木村 ・静岡県裾野市、湖西市 ・愛知県西尾市、日進市 ・三重県亀山市
日本人女性の平均寿命は、26年連続で長寿世界一を維持しました。厚生労働省が先月26日に発表した「簡易生命表」によりますと、2010年度の平均寿命は86.39歳。男性は79.64歳でした。
平均寿命の上位5か国・地域は、女性①日本(86.39歳)②香港(85.9歳)③フランス(84.8歳)④スペイン(84.56歳)⑤(スイス84.4歳)、男性①香港(80.4歳)②スイス(79.8歳)③イスラエル(79.7歳)④日本(79.64歳)⑤スウェーデン(79.53歳)でした。