認可保育所に入れない待機児童は、昨年10月1日現在で4万8356人に上り、3年連続で増え続けています。認可保育所の面積は、厚労省が全国一律で最低基準を設定しています。乳児1人当りでは1.65平方㍍、ハイハイを始めたら3.3平方㍍、2歳以上は1.98㍍と細かく区分されています。都市部の待機児童解消策として、一部の自治体を対象に保育所の設置基準の緩和が可能になりました。来年4月から3年限りの特例で35の市区を指定。面積が最低基準を下回っても独自に設置の可否を判断したり、受け入れられる子どもの数を増やしたりできます。
基準緩和が認められる自治体は、東京都中央区ほか15区、立川市ほか8市、神奈川県横浜市ほか4市、埼玉県さいたま市ほか1市、千葉県市川市、京都府京都市、大阪府大阪市、兵庫県西宮市など35自治体です。
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