戦後最高値を19日更新した円は、1ドル=360円の時代(40年前)と比べると5倍近く値上がりしたことになります。つまり、円は285円も高くなったことになります。歴史をたどると、戦後続いてきた1ドル=360円が、71年に308円に切り上げられました(ニクソン・ショック)。73年には固定相場制から変動相場制に移行し、260円台まで値上がりしました。さらに、75~78年のオイルショックで、円は200円の大台を突破したのです。07年のリーマン・ショック以降、安全資産に選ばれた円が買われて今日に至っています。70円台まで円高が続くとの見方もあります。推移が気になります。
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