自民党の安倍総裁が大胆な金融緩和を唱えて金融政策論争が勃発しました。安倍氏は17日、公共事業の財源として発行する「建設国債」について「日銀に全部買ってもらう」と発言しました。これに民主党を含む数党が『禁じ手』であると猛烈に批判しました。日銀が直接国債を買うのは、戦前、軍事費を賄うためにとられた手法です。市中にばらまかれた紙幣は終戦後、「紙くず」となり、物価は戦中の90倍に上昇し国民生活を破壊しました。このため、今は財政法で原則「買い取り」を禁止しているのです。ですから、この手法を『禁じ手』といって批判しているのです。
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