財政の弾力性(ゆとり)をみるためのバロメータ(指標)となる数値です。
使い道を制限されない経常的な収入(市税や交付税など、毎年収入が見込める性質の収入)に対する経常的な支出(毎年、経常的=固定的に支出される義務的経費である人件費・公債費・物件費・維持補修費など)の割合で、この数値が高いほど、財政が硬直化していることになります。つまり、低ければ低いほどゆとりがあり、さまざまなニーズに対応した事業を柔軟に行うことが可能となる訳です。一般的には町村で70~75%、都市で75~80%が妥当(健全な目安)と言われています。しかし、多くの自治体がこの数値をクリアできていないのが現実でしょう。