経済財政担当相は7月24日の閣議に09年度の年次経済財政報告(経済財政白書)を提出しました。それによりますと『企業内失業者』が80年以降で最悪の最大607万人に上ると推計しています。
『企業内失業」とは、実際の生産に見合う以上に企業が雇用を抱えている『雇用保蔵』のことを意味します。この規模は、08年1~3月期では最大38万人(うち製造業は最大6万人)でした。それに対して09年1~3月期は最大607万人(同369万人)まで急増しました。過去最悪の5.5%に迫る完全失業率は、企業内失業者が職を失った場合、約14%まで跳ね上がる計算になります。
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