第45回衆議院総選挙が公示されました。総選挙は衆議院の任期満了(4年)によるものと、解散によって行われるものの2つに分けられます。選挙は、「小選挙区選挙」と「比例代表選挙」が同じ日に行われます。定数は480人で、その内訳は、300人が小選挙区選出議員、180人が比例代表選出議員となります。このしくみは『小選挙区比例代表並立制』と呼ばれています。
小選挙区制では、最も多数の民意を代表した1名のみが当選します。政権交代がスムーズというメリットがある反面、少数意見が政治の場に反映されないというデメリットがあります。このデメリットを補うために、政党の得票率を政党の議席数とする比例代表制が盛り込まれました。比例代表区では、全国を11ブロックに分けて、投票結果を集計することになります。この制度により、立候補者が小選挙区で敗れた場合でも、比例区で重複立候補している場合、復活当選することがありますが、同じ名簿順位に小選挙区で落選した立候補者がいる時には、惜敗率(当該候補者の獲得票数÷小選挙区で当選した最多得票者の獲得票数)の高い順に比例区での当選が決まります。
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