企業再生支援機構は、「株式会社(資本金201億2980万)」です。政府と民間金融機関の出資で昨年10月に発足しました。昨日、同機構は第一号としてJALの再建支援を決めました。(JALグループの負債総額は2兆3221億円で、金融を主力事業としない企業としては、最大の経営破綻になりました)出資や融資、債権買取に使える公的資金枠は1.6兆円(2010年度予算案成立後は3兆円)で運用されます。代表取締役社長は西澤 宏茂氏。再建の要となる「企業再生支援委員会」の委員長には、社外取締役の瀬戸 英雄氏があたります。
報道機関に対して、主な再建計画が発表されました。それによりますと、売り上げベースで3年以内の黒字再建を目指すとのことです。しかしながらその再建計画は、素人が見ても信じられない幼稚なものでした。ある評論家が、『「超エキスパート集団の企業再生支援委員会」が、その程度の再建計画では黒字などあり得ないことを盛り込み済み』、と語っていました。私もそう思います。
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