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厚生労働省が23日に発表した人口動態統計によりますと、2015年度の合計特殊出生率は1.46で、前年を0.04ポイント上回りました。しかし、人口を維持するのに必要とされる2.07にはほど遠く、今後も人口減は続く見通しです。出生率の最も高いのは沖縄県で1.94、最も低いのは1.17の東京でした。
内閣府が18日発表した2016年1月~3月期の国内総生産(GDP)の1次速報は、物価変動の影響を除いた実質成長率が、前期(2015年10月~12月期)に比べて0.4%増でした。この状況が1年続いた場合の年率に換算すると1.7%増となり、2四半期ぶりにプラス成長となりました。しかしながら、うるう年で2月が1日多かった影響が強く、それを除けば、実質的にはほぼゼロ成長にとどまったとの見方も出ています。
総務省統計局の人口推計によりますと、15歳未満の子どもの数は1605万人で前年に比べ15万人少なくなり、1950年以降で過去最低を記録しました。82年から35年連続の減少となります。総人口に占める割合も12.6%と75年から42年連続で低下し、過去最低でした。
朝日新聞社の全国世論調査(郵送)によりますと、憲法9条を「変える方がよい」は27%(昨年3月の調査は29%)、「変えない方がよい」は68%(同63%)でした。今回は男女ともに「変えない」が昨年より増え、20代以外のすべての年代で「変えない」が増加しています。安保関連法の賛否は「賛成」34%、「反対」53%。同法が憲法に「違反している」は50%、「違反していない」は38%でした。調査からは、高まる平和志向と安倍内閣への厳しい視線が窺えます。