焼肉チェーン店での食中毒問題が波紋を呼んでいます。O(オー)111は、O157やO26と同じ腸管出血大腸菌の一種です。家畜や人の腸内にいて、少量の菌でも食中毒の原因になるといわれています。ベロ毒素をつくり、出血を伴う腸炎を起こして、重症化すると「溶血性尿毒症候群(HUS)」という急性腎不全になります。この菌は75度で1分以上加熱すると死滅するそうです。
保健所に勤めている友人がいます。営業妨害とお叱りを受けるかも知れませんが、その友人からは「レバ刺しは絶対ダメ!」と教えられています。(特に私のような職業はことさら注意をしなさい、という嬉しい忠告です)これからの季節、油断は禁物です。お互いに気をつけましょう。