福島県は20日、東京電力福島第一原発の事故による外部被爆線量について発表しました。今回、結果が出たのは、空間線量が比較的高く、県民の健康調査で「先行実施地域」に指定された飯舘村と川俣町(山木屋地区)、浪江町の住民約2万9千人分のうちの1万468人分。昨年12月に発表された約1730人も含めて分析、まとめて公表しました。
一般住民で20ミリシーベルト(政府が決めた帰還、居住の目安)を超えた人が二人いました。安全基準と照らした判断が重要なことは当然です。が、5ミリシーベルト以上が530人もいます。この事実を忘れてはいけないと思います。被爆検査は福島県民約200万人を対象に今後30年以上続けられることになります。