総務省が28日に発表した7月の完全失業率(季節調整値)は5.7%となりました。この数値は、統計を開始した1953年以来、過去最低だった5.5%(2003年4月の記録)をあっさりと更新してしまいました。つまり、過去最悪の状況の中に日本経済があるわけです。人数で換算すると約359万人になります。今回の調査で顕著なのは、世帯主の失業率が増え89万人に達しました。
同日発表された有効求人倍率(季節調整値)は0.42倍。こちらも過去最低を更新中です。但し、求人倍率は平均値で地域によっては散々な状況にあります。公表値は、あくまでも『完全失業率』の統計です。準失業率は10%程度になっているのではないでしょうか。
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